【夏休み明け】は不登校になりやすい?
みなさんこんにちは
いよいよ2学期が始まりましたね!
この夏休み明けの時期は、不登校が増える時期でもあります。
今回は、なぜこの時期に不登校が増えるのか、その理由と対処を大きく3つに分けてお伝えしようと思います。
理由① 生活リズムが崩れやすい
休み中は次の日早起きして学校に行かなくていいからといって、夜更かししてしまいがち。今年はオリンピックもあったので、夜中までテレビ観戦することもあったかな?
だけど、そのあと元の生活に戻すのは大変だということも忘れないで
夜更かししてしまうと、朝起きられず昼過ぎにならないと起きない
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夕方過ぎてもだるさが残り、目が冴えてくるのは夜になってから
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早く寝ようと思っても目が冴えてきて眠れない
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結局また明け方までゲームやネット…
連休だとこの繰り返しが習慣化してしまって、いざ学校が始まっても元の生活リズムになかなか戻れない…ということになる子が多いのです。
学校に行くのがつらくて2学期の初日を休んでしまうと、上手に再スタートが切れなかった自分に劣等感を抱いたりして余計眠れなくなり、生活リズムをうまく戻せなくて次の日も次の日も…と休み続けてしまうのです。
【このタイプの対処法】
このタイプは、できればがんばって1回登校してみるのがおすすめです。
学校へ行って友達と会って話したりすることで、案外簡単に気が晴れてしまうことも多いんです。
友達同士で「休み明けはだるいね~」などたわいのない会話をしているうちに、すっきりしたりすることってありますよね。
1回行ってしまえば、また友達との楽しい学校生活もいいなと思えて、自然に学校に行けるようになることが多いようです。
理由② 学校生活・人間関係に不安があった
(いじめられている、先生にきつく当たられる、友達とうまくいってない等)
この場合は、連休中は心が不安から解放されていたのに「学校が始まるとまたイヤなことに向き合わないといけない」と、とても憂うつになります。
「もう学校でイヤな気持ちになりたくない、このままずっと家にいたほうがいい」と感じて学校に行かなくなってしまうことも多いのです。
危険から身を守ろうとする、本能からの行動とも言えます。
ただ、人間関係が原因の場合は、人間関係さえ解決すればまたすぐに学校に復帰できる場合が多いようです。
【このタイプの対処法】
この場合は、すぐに誰か信頼できる人に相談することが大事です。
両親や祖父母、話しやすい先生などでも大丈夫。保護者の方は、お子さんの人間関係には「干渉」しすぎるのではなく、「敏感」でいることを心掛けましょう。
お子さんの主体性を尊重して見守ってあげながら、必要な時には協力してあげられる態勢でいてあげてください。
保護者の方が味方になって、お子さんを守ってあげてください。
また、事実をきちんと把握しておくことが大事なので、担任の先生にお子さんの学校での状況や様子を聞いてみて、一緒に対策方法を練っていきましょう。
理由③ 宿題が終わらなかった・勉強についていけない
計画的に宿題をおわらせるつもりだったのに、予定通りいかなかった…なんて子は少なからずいると思います。
長い休みだと、「今日できなかったけどまた明日やればいいか」がいつのまにか積み重なって、気付いたら大量の宿題がたまっていた、ということになりがちです。
ただ、そんなことで学校に行かなくなるなんて…?と思う人もいるかもしれません。
「宿題がおわらなかったから、勉強についていけないから」学校に行きたくない、行けなくなってしまったという子の中には、
・普段は真面目
・プライドが高い
・完璧主義
・感受性が強い
・気が弱い
・期待を強く感じる(プレッシャーが大きい)
・良い子でいようとしてしまう
・両親との関係が希薄、または逆に過干渉
などの子が多いようです。
宿題がおわらなかったことを「そんなこと」だと軽く思えない子だっているんです
【このタイプの対処法】
宿題が終わらないことは、本来よくないことですが、学校に行く権利がないと感じるほどの罪なことではないんですよ
保護者の方も、それを伝えてあげましょう。また、「宿題はおわったの?」などと聞きすぎないこと。
お子さんはそれがプレッシャーになってしまい、言われた回数に比例して重い罪だと感じてしまいます。
『終わってない、やっていない=怒る、叱る』ではなく、終わってない、やっていないことがわかったら、まずは5分でもお子さんと向き合う時間を作ってみてください。宿題の進捗具合を確認し、もしちょっとしか進んでいなくてもそれをほめる。それから次の目標・計画をいっしょに考えてみましょう。
『時間を作る+頭ごなしに否定しない』ことが大事です!
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■ 夏休み明けは、不登校を克服しやすい時期でもある!
ここまで夏休み明けの不登校についてお話してきましたが、じつはこの時期は不登校だった子がそれを克服して教室復帰しやすい時期でもあります。
一度不登校になったからといって、もう二度と学校に行けないわけではありません。いろんなことをきっかけにして、何度でもチャレンジすればいいんです
もし、本当は学校に行きたいのに、『まわりの子よりも遅れをとっていることが気になって学校に行きたくない』という場合は、塾よりも家庭教師の方がおすすめです。まずはまわりの目を気にせず自分のペースで少しずつすすむことが大切です。
スタートでも、お子さんひとりひとりの状況を把握することから始まり、少しずつでいいので「自分もやれば出来るんだ!」という自信を持ってもらえるような指導を心がけています。
また、スタートの家庭教師は10~20代でお兄さんお姉さんのような話しやすい先生が多いので、勉強を教えてもらうだけでなく、興味のあることについて話したり、将来の話をしたり、ときには悩みを相談したくなったりすることもあるかもしれません。
そういった時間の中で、安心感や信頼感が生まれ、家庭教師とのコミュニケーションを通じて自信を取り戻し、再び学校へ通いだしたという子も少なくありません。
スタートでは不登校のお子さんのサポートにも取り組んでいます。お気軽にご相談ください
まずは話を聞いてみたいという方は、お電話でもメールでも受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください